- さんじ
- I
さんじ【三事】(1)三つの事柄。(2)三時(春・夏・秋)にわたってする事業。 すなわち, 農業。(3)仕えるべき三人の人。 すなわち, 君・師・父。(4)世を治めるのに大切な三つのこと。 すなわち, 正徳・利用・厚生。(5)仕官する者が守るべき三つのこと。 すなわち, 清・慎・勤。(6)「三公」に同じ。IIさんじ【三時】(1)時刻の名の一。(2)午後三時頃に食べる間食。 おやつ。 おさんじ。(3)農業で大切な三つの時期。 耕作をする春, 除草をする夏, 収穫をする秋のこと。(4)〔仏〕(ア)釈迦入滅以後の時代を, 仏教の信仰形態から三分した正法・像法・末法の総称。 正像末の三時。→ 末法(イ)六時を, 昼三時, 夜三時にまとめたもの。 晨朝(ジンジヨウ)・日中・日没(ニチモツ)を昼三時, 初夜・中夜・後夜を夜三時という。III
「三七日の間~に懺法を行ふに/今昔 12」
さんじ【参事】(1)国会職員の職名。(2)協同組合などの職員の職名。(3)明治初年の地方官制で, 長官に次ぐ官名。IVさんじ【惨事】見ていられないような, むごたらしい事件。 いたましい出来事。V「ガス爆発の~」「大(ダイ)~」
さんじ【散事】(1)律令制で, 後宮十二司に奉仕した女嬬(ニヨジユ)・采女(ウネメ)。 また, 位階だけあって官職のない女官。(2)地方の国衙・郡衙の下級役人。VIさんじ【産児】生まれる子。 または, 生まれたばかりの子。VIIさんじ【蚕児】〔児は助辞〕かいこ。VIIIさんじ【賛辞・讃辞】ほめたたえる言葉・文章。 ほめ言葉。「~を呈する」「おしみない~」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.